流砂の古代

古代史の誤解や誤読、近畿一元史観ではなく多元的歴史観についてや縄文の話題などを取り上げます。

古代史講演会

2024.11.12 古代史講演会のご案内 武寧王と天皇

済です。ありがとうございました。
武寧王チラシ
 和泉史談会の古代史講演会の案内です。大阪府和泉市で開催します。 

 日本の加唐島で生まれたとされる百済の武寧王は、百済王に即位するまでの半生が不明です。どこでどうしていたのでしょうか?ところが、後の桓武天皇の母、高野新笠は、武寧王の子孫だというのです。どうも武寧王は、倭国に長期間滞在していたかのような状況が見えてきます。
 この謎を、倭の五王と合わせて自説を述べさせていただきます。
   お気軽にご参加ください。


古代史講演会(和泉史談会)のご案内11.14(火)

當麻寺東塔
古代史講演会案内   済 ありがとうございました
【和泉史談会】 
11月14日(火):午後2時〜4時 (1時半開場)
  『古代史の中の誤解を見直す(2)』
講師:大原重雄(ブログ主です。)
内容:仁徳天皇のカマドの煙の説話、遣唐使、三輪伝承の鍵穴、
   金印の蛇の紐についてなど、誤解や謎について語ります。
   
会場:和泉市コミュニティセンター小集会室
    和泉市府中町2丁目7−5  (和泉市役所内隣接) 
参加費:500円

 お気軽にご参加ください。和泉史談会は第2週目の火曜午後に毎回開催しています。
※お問い合わせは090-7364-9535 服部まで

京都古代史講演会 11月3日(金)お知らせ

市民古代史の会京都 秋の講演会のお知らせ  済 ありがとうございました。
2023年11月3日(金)祝日の日です。12時40分開場 13時開始
 服部静尚さんは、「王朝交代の真相」の講演です。平城京の大和朝廷は、7世紀末の前王朝にとってかわったものなのです。この歴史の真実をぜひお聞きください。ブログ主は火打石をテーマに話をします。お気軽にご参加ください。
11.3京都

邪馬台国は短里で書かれていた

「卑弥呼の世界 ― 邪馬台国論争に終止符を打つ」 2023年8月26日開催 市民古代史の会・八尾 服部静尚氏の講演がありました。 八尾プリズムホール(大阪府八尾市 近鉄八尾駅下車。中央北出口を出て右へ200m 徒歩5分。)  

◆古代中国の里の長さには、短里と長里があった。
魏志倭人伝の行程の距離の1里は短里で約75m。通説では1里は450メートルで計算されて、邪馬台国の所在地が論じられていますが、魏の時代は短里が使われていました。
それを証明する中国の記事を、正木裕氏(古田史学の会)によって発見されています。
服部講演より


◆庄内式土器の中心は大和ではない。

庄内1

庄内2

◆奈良中心史観では説明できない。
 橋本輝彦氏(桜井市教育委員会) 「纏向遺跡がなくなった後は、雄略の初瀬朝倉宮推定地の脇本遺跡のように、遺跡周辺からは集住は一切確認されていない。4世紀の記紀に表れる天皇の宮が桜井地帯にたくさん伝承地があるが、宮単独で営まれていくという形が飛鳥に至るまで続いていくのかなと考えている。

 ↑↑奈良にずっと中心があったと考えることが無理ということですね。

次回は、2023年9月9日(土)2時開始(1時半開場)
  服部静尚氏 『倭国独立と磐井の乱 屯倉と支配体制』です。  
   ブログ主もミニ講演「イザナギのポシェット」予定です。